NVMe SSDのクローンを作る!

2021年11月4日WindowsPC

今までは簡単にクローン出来た・・・

Thinkpad T490の購入にあたり、購入時は容量の少ない、安価なSSDをチョイスし、より大容量でお安いSSDに交換しよう!っと言うことで購入直後にSSDをクローン化させる計画を立てました。

しかし、自作PCもしばらくお休みしている間にSSD界隈はとても進化していたのです・・・

立ちはだかる規格の壁

トップ画にもある、HDDのクローンが簡単にできる土台系の製品、私も2つほど持っています。

以前SATA方式のSSDもこれでクローンを作ったことがあり、今回も「これで行けるだろう」と考えていましたが、思わぬ落とし穴が。

それは先日私よりも一足先にX390を入手した知人のSSDをクローンしようとしたところ、、

NVMe のSSDはSATA変換アダプタでは使えない

っという事に気づいたのです。M.2方式のSSDには異なる規格(コネクタ形状)があり、、、

M.2には大きく2種類あり、
PCI Express接続のものと、SATA接続のものがあります。


PCI Express接続

PCI Express接続のモデルは1種類で、コネクタはM-keyのみです。
通称NVMe(エヌブイエムイー)と呼び、転送速度の理論値は40Gbps(4.0GB/s)と、爆速です。

コネクタ形状:M-KEY

SATA接続

SATA接続のモデルは、2種類のコネクタ(key)があります。

B-KEY / B&M-KEY

http://www.century.co.jp/pc_solution/topics/m2.html

そうです、ThinkpadのSSDはこのPCI Express接続だったんですね。恥ずかしながら全然知りませんでしたが、私の持っているクローン機では使えないのです。

既存のWindows機を使用してクローンを作る

そこで私はM-KEYに対応したSSDケースを購入しました。

この製品を2つ購入し、ひとつをThinkpadから取り出したオリジナルのSSD、もうひとつを追加で購入した1TBのSSD。これらをHDDクローンを作成するソフトを利用してコピーしました。

使用したソフトはこちらです。

EaseUS Partition Master

GUIでウィザードに従ってクローン出来ますので簡単です

無事にコピー完了!起動・・・するのか?

いきなり他人のPCでこれを行うのは非常にドキドキしますが、無事にコピー出来ました!

そして丁寧にSSDを元に戻して、、電源をポチっ!!

無事に起動しました〜〜♪

しかもハードウェアのクローン機ではパーティション操作をこの後行う必要があり、空き容量の拡張など手間が掛かったのですが、何とこれはCドライブに空き容量を自動的に割り当ててクローンしてくれる機能が付いており、「もうSATA形式のもこのやり方で良いんじゃ無いか」とさえ思いました(笑)

っということで無事にクローンが完了しまして、今度は私のPCが到着したらまた同じ作業を行いたいと思います(^.^)

※はたしてこのやり方でリカバリ領域もしっかり動作するのか、不明です。ですが、購入時のSSDを電源投入すること無く保存してありますので問題は無いでしょう(むしろ拡張したSSDからリカバリ領域を削除した方が容量が増えるし良いかも・・・?)念の為、リカバリ用のメディアは忘れずに作成しておきましょう!